当社では人材育成や技術・品質向上に積極的に取り組んでおります。
その中でこの度は当社、電気電子部門のマイクロソルダリングについて少しご紹介をさせていただきます。
<マイクロソルダリングってなに?>
マイクロソルダリングとは、電子機器の部品や基板に行う高精度なはんだ付け技術のことです。
顕微鏡で電子基板を見ながら、極めて小さな基盤や回路などに0.1ミリサイズのはんだなどを手作業で付ける技術です。
マイクロソルダリング | 電気部門|コスにじゅういち
通常は自動ではんだ付けができる装置を使用して電子機器の基盤や回路が大量生産されていますが、
基板や回路の修正、検査の品質認証としてもとても重要な技術となります。
また、大量生産できない特殊な電子機器や宇宙関連の人工衛星や探査機などはマイクロソルダリング技術が活用されております。
<マイクロソルダリング技術要員とは?>
電子機器などの実装、組み立て工程で使用されるマイクロソルダリング技術についての技術者、インストラクタ、実装工程技術者、インスペクタ及びマニュアルソルダリングオペレータに対する資格であり、電子機器製造分野における実装、組み立て工程に携わる生産技術者、品質管理者、現場指導者及び作業者などの技術知識や技量を一定の基準に基づいて評価試験を実施し、資格の格付けと認証を行うものです。
最近では人工衛星や探査機、月探査用のローバー(月面探査車)などにもマイクロソルダリング技術が活用されております。
マイクロソルダリング技術要員 – JWES:日溶協ポータルサイト当社でも積極的に技術者を養成し宇宙関連事業への拡大と発展にも引き続き取り組んで参ります。
現在当社では5名の技術者がJWESで認定されており、2018年には優秀マイクロソルダリング品質判定技術賞として当社従業員の庄田元紀殿が受賞しました。
マイクロソルダリングには「オペレータ」と「インスペクタ」の資格があり、
5名の技術者が在籍しております。
オペレータ(ハンダ作業技術)3名
インスペクタ(ハンダ検査技術)2名