皆さん、日々の業務に真摯に取り組んでくださり、誠にありがとうございます。
今年も7月1日から7日まで、「多様な人材 全員参加 みんなで育てる安全職場」をスローガンに、第99回全国安全週間が実施されます。
近年、労働災害による死亡者数は減少傾向にあるものの、休業4日以上の死傷災害は依然として増加傾向が続いています。特に高年齢労働者の増加に伴う転倒災害や腰痛災害、また墜落・転落災害は全国的な課題となっています。当社においても高年齢の従業員が増えており、年齢や経験に関係なく、誰もが安心して働くことのできる職場環境づくりがますます重要になっています。
さて、安全について考えるとき、「労働災害は決して対岸の火事ではない」ということを皆さんにお伝えしたいと思います。
当社も過去に機械設備による重大な労働災害を経験しています。また、溶解した高純度アルミが流出し、一歩間違えれば重大な人的災害につながりかねない事例もありました。幸い大きな被害には至りませんでしたが、私たちはこうした経験から、安全確認や基本作業の徹底、そして危険を見逃さない職場づくりの重要性を学んできました。これらの経験を決して風化させることなく、安全は自分自身の問題として捉え続けなければなりません。
わが社には「和の精神」という社是があります。安全活動もまた、この和の精神の実践そのものです。仲間を思いやり、危険に気付いたら声を掛ける。ヒヤリハットや違和感を共有し、みんなで改善につなげていく。その積み重ねが安全文化を育て、災害のない職場づくりにつながると私は考えています。
また、これから本格的な暑さを迎えます。今年は熱中症対策の重要性がこれまで以上に求められています。こまめな水分・塩分補給、適切な休憩、体調確認を徹底し、自分だけでなく周囲の体調変化にも気を配ってください。
今年のスローガンにもあるように、安全な職場は一部の管理者やベテラン社員だけでつくるものではありません。経験の長短や年齢、立場に関係なく、一人ひとりが安全活動に参加し、お互いを支え合うことで初めて実現できるものです。全員参加の安全活動を通じて、より安全で働きやすい職場をみんなで育てていきましょう。
安全活動は会社のためだけではありません。自分自身のためであり、大切な家族のためでもあります。皆さんが毎日元気に出勤し、そして無事に家へ帰ることが何より大切です。全国安全週間を機に、一人ひとりが改めて安全への意識を高め、「多様な人材 全員参加 みんなで育てる安全職場」の実現に向けて、全社員一丸となって無事故・無災害を目指しましょう。
令和8年7月1日
株式会社コスにじゅういち
代表取締役社長 近藤 基起