7月 1日(日)より第 91回 全国安全週間がはじまります。
準備期間中、当社コスにじゅういちでは工場周辺地域清掃や安全意識の啓蒙活動など、従業員が一丸となり準備を進めて参りました。これからの本週間も無事に終えられるよう、安全に配慮して参ります。
社長メッセージ
皆さん、常日頃から精力的に業務に取り組んで下さり、誠にありがとうございます。 既に各現場で準備を進めていただいておりますが、今年も 7月1日 から7月7日 までの1週間「新たな視点でみつめる職場 創意と工夫で安全管理 惜しまぬ努力で築くゼロ災」をスローガンに、第91回全国安全週間が実施されます。
さて、全国の事業場では、労使が協調して労働災害防止対策が展開されてきました。 この努力によって労働災害は長期的には減少していますが、平成29年については、「死亡災害」が3年振りとなる増加の傾向にあり、また休業4日以上の「死傷災害」も2年連続で前年を上回る見込みです。
わが社のような製造業では「生産」「品質」「安全」が重要視されますが、職場において「安全」が最も重要で 何よりも優先されることを皆さんご存知だと思います。 しかしながら、日ごろの業務において「生産第一」で取り組んでしまっている仕事はないでしょうか。 これまで生産優先で危険なことをしたのに、一度も災害に遭遇していないからと、今後も同じ事をしても問題ないと勘違いしてしまってはいないでしょうか。
今から13年前の2005年4月25日に、JR西日本の福知山線において、列車が脱線して線路わきのマンションに飛び込み、数多くの方が死傷されるという大変悲惨な事故が発生しました。 この事故の原因は、列車の遅れを取り戻そうと速度超過による回復運転をしたことにより、急カーブを曲がりきれなかったためとされております。 当時も「安全第一」であったにもかかわらず、「安全第一」はいともたやすく放棄されてしまいました。 なぜでしょうか。
恐らく、速度超過による回復運転は日常的に何度も行われていて、それでも一度も災害に遭遇していなかったからです。しかし何らかの形で危ない思いをした運転手の方は少なからずいたはずです。 その報告を社内全体に周知し、他の社員が同じような不安全な状況に陥らないよう、安全対策を施していれば事故は防げたはずです。
これはわが社においても、業種や扱う物、作業内容は大きく異なりますが、根本にある安全に対する取り組みは同じです。 皆さんには、この安全週間を機に改めて「安全第一」の意味をお考えいただき、正しく安全に日々の業務ができているか再確認をしていただきますようお願い致します。
さて、今年も暑い季節がやってきます。 6月中は比較的涼しい気候に恵まれましたが、真夏に近づくにつれ気温や湿度が上昇し熱中症の危険性が高まります。 熱中症はその時は大丈夫でも、帰宅後に重症化して命にかかわるケースがあります。
熱中症を予防するためには、日ごろからの体調管理とこまめな水分補給、体温調節機能を助けるための環境を整えることにより、ある程度予防することができます。 また、共に働く仲間同士で互いに体調を気にかけていくことにより、更なる予防にも繋がります。 安全についてもわが社の社訓でもある「和の精神」の元、全社員一丸となって取り組み、無事故無災害を達成しましょう。
安全活動は自分のため、ご家族のための取り組みであり 他人事ではありません。 社員の皆さん、協力会社の皆さんならびにご家族の皆さんが、事故や災害、病気のない日常を送れるように、日ごろから安全意識をもって行動するようご協力をお願い致します。
平成30年7月1日
株式会社コスにじゅういち
代表取締役社長 近藤 基起